PERSON

BPグループ
佐藤 英悟
EIGO SATO
  • 2004年入社
  • 鋼材第二本部
    薄板貿易部
    冷延表面処理鋼板課※ 2020年3月31日時点の所属部署

築き上げた信頼関係を活かし
商社として新たなサプライチェーンの構築を目指す

 
 
 

MISIに入社を決めた理由は?

幼少期を海外で過ごし、大学時代に留学を経験したこともあり、将来は海外で仕事がしたいと考えていました。そのため、就職活動では、何よりも海外で働ける可能性が高い業界である商社を志望していました。説明会、OB訪問、面接を通してMISIの現場社員の方々に魅力的な方が多いと感じ、鉄鋼に関しての知識は皆無でしたが、このような個性があって魅力的な先輩社員と働きたいとの思いから入社を決意しました。

これまでの経歴は?

入社して最初の4年間はステンレス等の特殊鋼と呼ばれる、鉄に炭素以外のさまざまな元素を加えた合金を扱う国内営業の部署に所属していました。配属当初は海外の部署を志望していたため驚きましたが、国内営業だからこそお客様と直接顔を合わせて話をすることができ、商社パーソンとしてのマインドや鉄鋼ビジネスの基本を学ぶことができると前向きに捉えました。実際、国内営業の部署で過ごした4年間は、鉄鋼ビジネスの基礎や営業とは何かを体得する貴重な期間となりました。自分が扱う商品を直接見ることができたため、商品知識を得ることもできましたが、何よりもビジネスは人と人との交流が基本であり、最終的には相手との信頼関係がビジネスを決するということを学ぶことができました。これは、国・文化に関係なく、世界中において全ての相手に共通して活かすことのできる、私の営業の原点となっています。
その後、入社5年目より大阪厚板課へ異動し、ビルの建材や橋梁などに使用される厚板を扱った後に、入社8年目に海外実務研修生としてドイツ・デュッセルドルフへの駐在を経験しました。デュッセルドルフでは、今まで扱ったことのない自動車向けの鋼材の担当となりました。自動車向けの鋼材は納期管理や明細確認等において更なる緻密さが求められますが、国内営業で培った細やかな管理ノウハウや、お客様のところへ足を運び直接話をすることで相手との信頼関係を築くというマインドが役立ちました。
帰国後は、鋼材第二本部薄板貿易部冷延表面処理鋼板課にてアフリカ、中東、欧州、西南アジアへの鋼材の輸出を担当しています。

印象に残っていることは?

大阪厚板課へ異動となり、最初に担当を任された大阪駅と駅に隣接する大きなビルを繋ぐ橋梁に鋼材を提供するというプロジェクトが印象に残っています。自身が取り扱う商材も当然変わり、多少の不安もありました。また、当時大阪厚板課にそのプロジェクトの分野に精通している人はいなかったので、会社にとっても新たな分野での挑戦となりました。
この案件はスケジュールに合わせて、必要な鋼材を、必要なタイミングで、必要な量を、しかも大量に調達する必要がありました。鉄鋼メーカーから直接調達すべきか、在庫を抱える問屋から調達すべきかなど、様々な要素と仕入先を管理しながら最適な調達策を導き出すことが私の最大のミッションでした。これまでにない大きな案件だったため苦労も多かったですが、お客様や鉄鋼メーカーと面談を重ねることで情報を収集し状況を可視化することで、取引先に分かりやすく説明することを心掛けました。結果的には、周りの方々からの信頼を積み上げ、多くの人に支えられることでこのプロジェクトを完遂することができました。困難なことも非常に多かったですが、頑張っていれば予想以上の結果がついてくることや、必ずその頑張りを見てくれている人がいるということ、そして、商売における人との信頼関係構築の重要性を改めて再認識できたプロジェクトでした。

将来のビジョンは?

今後は、商社が有する様々な機能を組み合わせ、新たなサプライチェーンを構築するための事業投資や事業経営に携わり、鉄鋼ビジネスのプロになりたいと考えています。そのためには、事業への投資や経営を通し、経験を重ね、商品や経営面の知識を蓄積していくことが必要となります。
今後も大変なこともあるかと思いますが、何事にもリミットを設けたり、できない理由を探したりすることなく、目標を達成するためにどうすれば実現するのかを徹底的に考え抜き、粘り強く取り組んでいきたいと考えています。
 
OFF TIME
プライベートは主に子供の世話と趣味のスポーツでリフレッシュしています。
オンとオフのメリハリをつけることを意識し、休日はなるべく仕事から頭を離すようにしていますが、たまには会社の同僚ともゴルフに行き、普段とは違う環境でいい汗をかきながら切磋琢磨しています。