PERSON

BPグループ
喜多島 臣成
SHIGENARI KITAJIMA
  • 2008年入社
  • 鋼管本部
    鋼管貿易第二部油井管第一課※ 2019年3月31日時点の所属部署

メーカーやお客様と一丸となってビジネスを作っていきたい

 
 
 

MISIに入社を決めた理由は?

小学生の頃、家族で海外旅行に行ったことをきっかけに海外に興味を持ち、漠然と将来は海外で働きたいと考えていました。また、大学時代のゼミで学んだアフリカの人権問題を通じて、「発展途上国のインフラ整備」の大切さに気づき、就職活動ではその分野を通じて社会に貢献できる会社という軸に重きを置き商社業界などを見ていました。商社の中でもエネルギー用鋼管に強く、石油やガスの開発、インフラ整備の支援を通じて、直接途上国の発展に貢献できるという点で学生時代から思い描いていた仕事実現の可能性が高いと感じ、MISIに入社を決めました。

現在の業務について

現在入社して約10年が経ちますが、入社以来、油井管という油田を開発する際に使用されるエネルギー用鋼管を扱い、世界を相手にビジネスをしております。海外駐在も経験しており、入社4年目で語学研修生として1年間フランスに、その後、海外駐在員として、アルジェリアの事業会社(Marubeni-Itochu Tubulars Europe Plc.(ALG))に2年8カ月間、駐在しました。東京本社に戻って以降は、欧州・アフリカ・中南米の海外のお客様、また最近力を入れている三国間取引で中国・中近東をはじめとしたメーカーとも取引をしており、地域を問わず海外のあらゆる地域と接点を持ちながら日々仕事をしています。
私の所属する部署は、基本的に案件の担当者が若手であってもその担当者がリーダーとなりすべてを仕切る風土なので、プレッシャーは大きい反面、裁量は大きく、上司も部下の話に耳を傾けてくれるため、非常に風通しの良い環境でやりがいを感じながら仕事をしています。

印象に残っている業務は?

アルジェリアでの駐在期間中に、油井管ビジネスとしては非常に大きな万トン級案件の契約から出荷・納入まですべて担当できたことが印象に残っています。
この案件を通じて、東京では直接交渉することのできない現地のお客様の元へ足を運んで交渉し、鉄鋼メーカーとお客様の間に立つ商社パーソンとしての交渉の術を身に付けました。また、途中でトラブルが発生した際には、問題解決のために東京本社に現地の状況を伝えて解決方法を相談しながらも、案件担当者である自分が現地スタッフとお客様を巻き込み、現場で出来ることを一丸となって取り組み解決する、東京よりもより現場に近い海外で働いているからこそ味わうことのできる貴重な経験ができました。
海外で働くということは、日本人とは文化や価値観の異なる現地のスタッフと働くことでもあるため、日本で通用していた同僚やお客様、鉄鋼メーカーとの接し方では思うように物事が進まず苦労することもありました。しかし、現地のスタッフと仕事を進めていくためには、現地の文化や価値観に敬意を払い、相手の話によく耳を傾けることが重要であると学ぶことができたのも、今後の商社ビジネスに活かせる印象的な経験でした。

将来について

今後も油井管という分野の延長線上で、グローバルにキャリアを積み上げていきたいです。また海外駐在のチャンスがあれば、日本で学んだことを海外で活かし、現地のお客様と取引を行うことはもちろん、今度はチームをマネジメントする立場も担いたいです。
また、現在はトレーディングなどの実務からは離れ、部署の今後の戦略を考える部分を任せていただいているので、三国間取引や品質管理の強化など今後のMISIの油井管ビジネスが進むべき方向について自分なりに考えたいと思います。
 
OFF TIME
海外との時差の関係でメールなどが夕方から入り、残業することもありますが、平日で予定のないときはなるべく早く家に帰り、家族団欒の時間を過ごしています。まだ子供が生まれたばかりで小さいので、特に週末は妻と二人三脚で子育てに没頭しており、その他は読書をするなど、家族と共にリラックスした時間を過ごすことが毎週末の楽しみであり、仕事への大きな活力となっています。